活動の始め方
今後このページで追加されるトピック:
● 活動家に多い、人間関係の悩み
まずは身近なことから
私たちが暮らす社会は互いに影響し合い成り立っていますが、多くの人が意識していないところで、環境が破壊されたり多くの動物たちが残酷に扱われている現状があります。通常「動物福祉(Animal Welfare)」は、産業動物と呼ばれる動物をはじめ伴侶動物等全ての動物の福祉を指しますが、それらの動物や私たち、そしてそれらを取り巻く環境のためにも、一人ひとりが今日からできることがあります。
今日からできること
1.○○をしない
● ウール、革、羽毛、肉などの動物性製品を買わない
● 動物実験している製品を買わない(↑商品の裏に記載があるか、うさぎのロゴが入っています)
● 動物を使ったエンターテイメント(動物園/水族館等)を利用しない
● 食品やストックを必要以上に買わない(フードロス削減)
● 必要以上に資源を使わない(節約にも繋がる)
● 可能な限り車/国際便/長距離郵送を使わない(環境に配慮)
● 命(動物性食品、生体販売)を買わない、もしくは消費を今より減らす
● 使い捨てカラトリー/不要なチラシ/クーポンを受け取らない
● 店内利用の飲料に使捨てカップを使わない(マグ希望と伝える)
2. 知る/選択肢を持つ
● 買う/利用する/使う/贈る前に、その製品を知る
● 現状/より良い選択肢を調べる
3.より良い方を選ぶ
● リサイクル、アップサイクル、セカンドハンドを選ぶ
● エシカル/ヴィーガンを選ぶ
● 生産過程のエネルギー消費/環境への影響が少ない方を選ぶ
● 動物性より植物性を選ぶ
● 直接動物と触れ合う
● ボランティア、保護、預かり、里親になる
4. 活動してる人をサポートする
● 啓発、物資支援、寄付
犬猫福祉活動とは
犬や猫の福祉を守り、動物に対する虐待や不当な扱いを防止する等の一連の取り組みを総称して「活動」といいます。(活動でよく使われる用語については、活動用語リストをご覧ください)
犬や猫が行き場を失う社会問題は、世界各国で改善に向けて取り組まれ、動物福祉に対する意識が高い国では、学生や一般市民が各地域にあるシェルター(犬や猫などの収容施設)でボランティアをしたりスタッフとして働くなど、多くの人が日常的に活動に関わる姿が見られます。
犬や猫が行き場を失う「社会の仕組み」
犬や猫はそもそもなぜ行き場を失い、どうすればその数を減らせるのでしょうか。救うために何かを始める際、自身の行動が社会のどの部分の誰のためになるのかを把握しておくことで、より納得のいく活動ができるようになります。
私たちが暮らす社会では、飼育放棄されたり、迷子になったり、猫が外で繁殖を繰り返すなど、日々新たな命が行き場を失います。またペット産業の生体販売では、衝動買いしやすい環境などが無計画な購入を助長し、特に子犬をペットショップで購入する市民は絶えません。その他には、繁殖のために利用される繁殖犬・猫の引退後の行き先や、サイズや柄など血統の規定を満たさず商品にならない個体、売れ残りの課題などもあります。
これらの多くは各地域の民間団体や個人に保護されますが、飼い主による飼育放棄や迷子の個体など、一部は各都道府県の自治体施設に収容され、その後⑴飼い主への返還、⑵市民/団体への譲渡、または⑶殺処分が行われます。
活動の種類
犬や猫を救う方法は、時間がなくても手軽にできる事から、すでに活動している人を補助するボランティア、現場で直接動物を保護したり、里親を探す譲渡会を開催するなど様々です。
「犬や猫のために何かしたいけれど、何をすればいいかわからない…」
そんな時は以下を参考に、まずはご自身に無理なくできる範囲を確かめましょう。
ご自身に無理なくできる範囲がわかったら、以下の早見表とリストで、興味があるボランティア/活動があるか探してみましょう。その他の活動を検索したり、新しい活動を始めるのも良いですね。
ボランティア活動の種類
<アレルギーがあってもできる活動>
● SNS拡散/周知:今からでも無料で始められる、指一本のボランティア
● 法改正/規制強化等の署名活動:署名する、署名を集める、発起人になる
● チャリティーイベント補助:物販補助など単発のお手伝い
<犬や猫を直接的に救う活動>
● 施設ボランティア:実際にシェルターに行って、犬の散歩や掃除、ブラッシング、遊びなどをする
● 搬送ボランティア:飛行機や車で保護動物の移動を補助する、単発ボランティア
● 預かりボランティア:保護団体や保護主から、保護動物を一定期間預かりお世話するボランティア
● 看取りボランティア:病気や老衰で先が長くない保護動物の介護やお世話をするボランティア
● 保護活動:行き場のない犬や猫を一時的に保護して、譲渡に繋げる活動
● ミルクボランティア:自力で生きられない乳飲み子の授乳や排泄等を、一時的に補助/お世話するボランティア
● 地域猫の餌やり:不妊去勢手術された野良猫に毎日餌を与えること
<幅広く影響を与える活動>
● SNS拡散/周知:今からでも無料で始められる、指一本のボランティア
● 法改正/規制強化等の署名活動:署名する、署名を集める、発起人になる
● TNR(地域猫活動):主に野良猫を対象に、捕獲、手術、リリース、その後の餌やりなどを行う活動
● 譲渡会/イベント補助:譲渡会やチャリティーイベントを開催または補助する活動
<その他>
● 物資支援:タオルや毛布などを施設に届ける、または周りに呼びかける
● 寄付:無理なくできる額をコツコツと、寄付を動物へ還元する相手に送る
まずは無理なくできることから
「犬や猫のために何かしたい」という想いから活動を始める人のほとんどは、自身の生活や仕事、家庭、家族、子育て、介護など、時とともに変化するライフスタイルの中で、動物のために時間を作り取り組んでいます。どちらかに無理が生じてライフバランスが崩れたり、心身への負担を抱え込まないためにも、活動は自身や保護する動物にとって無理のない範囲で行いましょう。いくつかの団体やボランティアに参加したり、他の活動を知ることで、より自分に合った方法を見つける事も大切です。最終的には、自分自身が納得のいくかたちで取り組む事が大切ではないでしょうか。