よくあるご質問
よくあるご相談
- 飼っている犬/猫が脱走した。
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飼われている犬や猫が脱走した場合は、こちらをご確認ください。
- 保護した犬や猫が、攻撃的で全然人慣れしない。
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犬や猫が保護されてから人慣れするまでの期間には個体差があり、中には数ヶ月〜数年かかるケースもあります。保護される前に人に虐待を受けた場合は、スリッパなどの特定の物に対して恐怖心を抱くこともあります。
人慣れは、日々世話をする人がその子にかけられる時間と労力により改善の度合いも変わりますが、まずは新しい生活環境や住民に慣れるまで、その子が安心して過ごせる静かな場所(個体の大きさに合った隠れ家、心地よい寝床など)を作りましょう。可能であれば、トイレや寝床、水場などは数カ所の選択肢を与え、よりその子らしく過ごす空間を作ります。直接触ったりしなくても、同じ空間で過ごす時間を増やし、席を立ち戻る度におやつをあげるなどして、「この人が来ると良いことが起こる」と印象付けましょう。犬も猫もいきなり触ったりせず、匂いを嗅ぎに来るなど動物から近寄って来るタイミングを待ちます。おもちゃなどで遊ぶのも効果的でしょう。これらは、動物それぞれに合ったペースで進めましょう。
- ボランティアを辞めたい。
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お疲れ様です。活動は、精神的にも大変なことが多いですよね。せっかく犬や猫のために始めた活動を辞めたいと思ったら、まずは休みたいだけ休みましょう。周りの人が何かを言って来ても、あなたの時間の使い方はあなたが決めること。そして、辞めたいと思った理由にもよりますが、「辞める」は明日でもできること。もし保護動物がいる場合は、これ以上の相談はお断りして、今はその動物たちのお世話や譲渡に注力し、抱えている負担を減らしましょう。
また、今の活動を辞めたとしても、犬や猫を救う方法は他にもたくさんありますよ。これを機に、よりご自身に合った、無理なく続けられるボランティアを探してみるのもオススメです。 - 周りで活動している人と、人間関係でもめています。
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「周りで活動している人と、人間関係でもめています。」
活動家を対象としたアンケート調査によると、多くの方々が、犬や猫自体の問題以上に人間関係で悩まれています。餌やりさんや住民はもちろん、同じ方向を向いて活動している人や団体でさえ、それぞれの考え方や方針、やり方が違うことなどが原因で揉めてしまう事もあります。
そんな時は、まずご自身が活動を始められた時の目標や目的、大切にしていた事を思い返しましょう。そして、いま実際にしている活動が犬や猫の福祉に配慮されており、その子達の現状改善に寄与していると思える場合は、揉めている相手とは距離を置いて、まずはご自身の活動に注力しましょう。指摘は受け止めても、批判に反応する必要はありません。少し疲れたと思った時は、新しい依頼は受けず、活動継続のために心身の体調を優先することも大切です。 - 野良猫による糞尿被害で悩んでいます。
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野良猫に庭や花壇を荒らされたり糞尿をされる場合、猫はその庭の土の質を好み、安全な場所と認識している可能性があります。近所の野良猫をTNR(不妊去勢手術を伴う地域猫活動)し、少ない頭数を維持することで糞尿被害が軽減することはよく知られています。それ以外に今すぐに取れる対策として、各都道府県の自治体ホームページに、以下PDF「猫が庭などに入らないようにする方法」が掲載されています。
また一例ですが、PDFのリストを実際に試した方によると、「ハーブ(グランドカバー)を植える」には効果があり1ヶ月以上糞尿を見なくなった、一方で「①竹・木酢液、②忌避剤、②猫よけシート」は別の場所に糞尿をするようになった、との報告もあります。そしてその方に取って一番効果があったのは、「自然と共存する思いで、庭に猫用トイレを設置した事」だったそうです。<猫が庭などに入らないようにする方法(埼玉県)>
https://www.pref.saitama.lg.jp/b0716/doubutu-shitumonn-nekoganiwanihaiaranaihouhou-1.html
- 猫が危ない場所に登り、降りられなくなっています。
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住宅街の屋根の上などにいる場合、どこかから自力で降りられるケースも多々ありますが、商店街のアーケードや公共の高い場所に登った場合、まずは近隣に飼い主がいるかどうかや、過去に同じ場所に登ったことがあるか等の聞き込みをしましょう。飼い主がいる場合は、その飼い主が直接猫にアプローチすることが一番です。消防に連絡した場合、消防車で救出にあたるかどうかは地域の消防署や状況にもよりますが、消防車に乗った消防隊員による救出は、猫を余計に怖がらせる可能性があります。
ビルの屋根の上など、捕獲器が置ける場所には設置するのも一つです。ただし、所有地の場合は建物の責任者に確認し、許可を得ましょう。このような現場を目撃されても、ご自身の力で必ず解決できるとは限りません。危険のないよう、可能な範囲で救出方法を考えましょう。 - 餌付けした野良猫がいて、寒くなる前に保護してほしい。
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保護団体や個人活動家は、親がいない乳飲み子/子猫、負傷猫や多頭飼育崩壊、飼育遺棄された猫など、頼る人がいない多くの猫たちを日々保護しています。あなたが可愛がって餌付けしているその子を救うためにどうすればいいか、保護団体等に相談するのも一つですが、まずはあなたにできる事をしましょう。
具体的には、まずこれ以上猫が増えないよう不妊去勢手術をすることを検討したり、近所や知人に迎えてくださる方がおられるか聞いてみましょう。猫の性格によっては、室内飼育や先住ペットがいる環境がストレスになる場合もあります。個々の特徴に合わせて、その子にとってより良い環境で暮らすにはどのような環境が良いか考え、その環境に近い里親さんを募集するのも一つです。里親さんが見つかるまでの間、家で保護できる場合は、こちらが参考になるかもしれません。 - 通勤途中で子猫を見かけました。
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保護することが適切かどうかは、子猫の年齢や状況にもよります。子猫が1匹でママ猫が見当たらなくても、人に警戒して姿を見せないだけで、近くに潜んでいる場合があります。もし発見された乳飲み子や子猫が健康的な見た目であった場合、ママ猫が育てていると思われます。ただし、明らかに逸れた、弱っている、怪我をしているなど子猫の健康状態が悪い場合は、動物病院に連れて行きましょう。乳飲み子の場合は、地域の自治体にミルクボランティアがいるかどうか連絡するのも、選択肢の一つです。ご自身でずっとは保護できない場合は、ご参考までにこちらのページをご覧ください。
- マンションの住民が野良猫に餌をやり、猫が増えて、困っています。
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猫は縄張り内で暮らし、マンションの敷地も何匹もの猫の縄張りになっていると推測されます。猫はジャンプ力に優れ、5〜10cmの隙間を通り抜けることができることから、その敷地内に猫が入らないようにする事はあまり現実的ではありません。猫が増えて住民が困っている場合、⑴今いる猫がそれ以上増えないようにすること、⑵他の猫が移り住まない様にすること、の2点から、それらの猫をTNRすることを推奨します。TNRに関しては、こちらをご確認ください。また、TNRには餌付けが必要です。マンション敷地内での餌やりに関しては、TNRの趣旨と共に大家さんにご確認ください。
- 野良猫に餌やりをしていたら、庭で子猫を産みました。
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野良猫にとって、安定した食料は繁殖に不可欠な要素です。その内にメスの子猫も住み着き、約半年後には子猫を含め再び繁殖しさらに子猫を生む可能性もあります。これ以上頭数が増えないようにするには、TNR(不妊去勢手術を伴う地域猫活動)を検討しましょう。手術済みの猫であれば、毎日餌付けする事が、地域猫をサポートし他の地域から未手術猫が住み着くことを防ぐ事にも繋がります。TNRについては、こちらをご覧ください。
- TNR活動をしていますが、現場に『猫を傷つけるぞ』と脅す住民がいます。
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猫や活動家を脅すような言動が見受けられる現場は、以下の点に気をつけましょう。
・必ず複数名で取り組み、無理のない範囲で活動する(現場を替える選択肢も常に持っておきましょう)
・言動があった日時や内容、その時の感情も記録に残す
・住民へTNRの説明やアプローチをする際は、フォーマルな服装/髪型にする
中には「猫を保健所に連れて行く」という住民もいますが、通常自治体では健康的な成猫を引き取りません。また、猫を傷つける事は犯罪ですが、住民がそのような言動をとる理由を聞くと、意外にも「話を全部聞いてもらって気が済んだ」、「実は猫で困っている事がある」など、解決に繋がるケースもあります。口頭での説明より、チラシを配布する方が効果的な場合もあります。TNR説明用のチラシが必要な方は、オンラインショップもご活用ください。 - 近所の空き家に野良猫が住み着いて子猫を産みました。
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“どうしたいか”にもよりますが、子猫が生まれた場合、放っておくと約半年後にはママ猫と子猫たちが繁殖し、全体の頭数が増える事になるでしょう。猫の生態とバキュームエフェクトが理由で野良猫の頭数をゼロにする事は出来ませんが、これ以上増えないようにしたい場合は、TNRをご検討ください。
- 暑い日も繋がれっぱなしで、ネグレクトを受けている犬がいます。
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飼い犬の所有権は飼い主にあり、日本の警察や自治体には、飼い主の許可なしに強制的に保護したり所有権を剥奪したりする権限がありません。そのため、目的が「その犬をその場から救うこと」であれば、時間をかけて飼い主を説得したり、地道に通って犬や飼い主と仲良くなり、物資を差し入れたり散歩等のお世話を手伝う事で、結果的に“譲ってもらった”、という事例があります。
一方で、目的が「飼い主が適正飼養する事」であれば、管轄の自治体に通報する選択肢があります。地域により現場確認をする自治体とそうでない場合があり、現場確認では大抵の場合、飼い主に適正飼養するよう口頭注意をして終わります。このような場合、保健所から指摘されると、飼い主の多くは「ちゃんと飼っている」と主張する傾向にあります。その犬がいる地域に犬の保護団体があれば、相談する事も一つでしょう。