よくあるご質問
迎え方・お世話について
- ペットをこれ以上飼えなくなった場合、どうすればいいですか。
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何らかの事情で、現在飼育されているペットを飼い続けられなくなった場合は、こちらをご覧下さい。
- 譲渡する/される際に、契約書は必要ですか。
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譲渡の際に契約書を交わすことは、義務ではありません。しかし、保護動物の居場所/所有権が移行する際には、双方のトラブル防止のために、譲渡する側(保護団体や個人保護主)とされる側(里親)が、⑴トライアル契約書や、⑵譲渡契約書を結ぶことが推奨されています。契約書には、個体を識別できる情報や双方の連絡先等情報、飼育に関する規定、脱走等緊急時の対応等を可能な限り数字で明記しましょう。(例:「速やかに」ではなく「24時間以内に」など)
- 保護でも純血種はいますか。
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はい、います。保護犬の場合、例えばフレンチブルドッグなど特定の犬種に特化したレスキューグループがあり、その他には繁殖場の引退犬/猫や、生体販売の売れ残り、廃業したペットショップの犬や猫を保護する団体もあります。
- 先住動物がいても里親になれますか。
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先住動物がいる場合、新たに動物を迎えても全頭の適切な世話ができる頭数であり、種または個体同士の相性が良いことが一般的な条件ですが、詳しくはお近くの自治体や保護団体にお問い合わせください。先住動物がいるご家庭で新たに猫を迎えたいという方は、こちらの【先住動物がいる場合】をご覧ください。
- 高齢、または飼育経験がなくても里親になれますか。
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ご高齢の方は後見人がいることを条件に里親になれる場合があり、飼育経験がない方も里親希望として申し込むことができます。実際に里親になれるかどうかは、飼育する環境や里親さんのライフスタイル、保護動物との相性、また動物を保護している自治体や民間団体、個人保護主が設ける譲渡条件により異なります。詳しくは、お住いの地域の自治体や民間団体、譲渡会の運営団体にお問い合わせください。また、ご高齢の方は「(終生)預かり」ができる場合もあり、その場合は所有権を里親に移行せず、何らかの事情で飼えなくなるか動物の最期まで預かり世話をするボランティアです。ご興味がある方は、地域の自治体や民間団体にお問い合わせください。
- 譲渡会の開催は、誰にでもできますか。
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譲渡会は誰でも開催できますが、開催には動物の安全に配慮された会場や、参加する保護動物(保護主)、その事前準備やアフターケアが必要です。詳細はこちらをご覧ください。
- 譲渡会の流れが知りたいです。
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譲渡会の流れについては、こちらの「里親になるまでの流れ」をご覧ください。
- 誰でも里親になれますか。
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里親になるための譲渡条件は、動物を保護している自治体や民間団体、個人保護主により異なります。多くの場合、条件は保護動物を終生仕様するために適切な環境/状況かを判断するために設けられています。詳しくは、お住いの地域の自治体や民間団体、譲渡会の運営団体にお問い合わせください。
- 犬の飼育には、いくらかかりますか。
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犬の生涯飼育にかかる費用の平均は250万円※1ですが、保護犬の場合は、迎えた年齢や健康状態により異なります。また健康な状態で迎えても、怪我をしたり感染症にかかる事もあります。普段から予防医療を検討し、それぞれに合った健康的なフードを適量与えましょう。
※1:一般社団法人ペットフード協会「令和4年全国犬猫飼育実態調査」参照 - 猫の飼育には、いくらかかりますか。
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猫の生涯飼育にかかる費用の平均は264万円※1ですが、保護猫の場合は、迎えた年齢や健康状態により異なります。また健康な状態で迎えても、怪我をしたり感染症にかかる事もあります。普段から予防医療を検討し、それぞれに合った健康的なフードを適量与えましょう。
※1:R&C株式会社「猫にかかる費用」2022年調査参照 - 猫に鈴をつける必要はありますか。
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猫に鈴を付ける事については、様々な意見があります。猫の聴覚は人間の聴覚範囲を大きく超え、人よりも高い周波数の音を聞くことが出来るため、特に高音に敏感です。鈴を付ける際のメリットは、主に⑴猫の場所がわかる事、デメリットは⑴猫にとってのストレスや、⑵何かに引っかかるリスク、とされています。誰にとってのメリット/デメリットなのかを理解した上で、猫の安全やQOL(生活の質)が守られる選択をしましょう。
- 猫はなぜ完全室内飼いが推奨されているのですか。
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猫の飼い方は国により異なりますが、日本では里親になる際に、脱走防止対策をする事が譲渡条件となっている事も珍しくありません。外で生きる野良猫の平均寿命が3〜5年と言われるほど、外の環境は交通事故や感染症にかかるリスク、気候の変化、猫同士の喧嘩など、猫にとって様々な危険があります。迎えた猫をそのような危険から守るためにも、外に出さない飼い方(=完全室内飼い)が推奨されています。
- なぜ一匹飼いの場合でも不妊去勢手術が推奨されているのですか。
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不妊去勢手術とは、特に犬や猫が繁殖できないようにする手術で、生殖器系の病気にかかるリスクを減らすことでも知られています。完全室内で一匹のみを飼育している場合、家庭内で繁殖して手に負えなくなる多頭飼育崩壊が起こる事もないため、不妊去勢手術は不要という考え方もあります。
一方で、災害の多い日本では、地震等の災害時に驚いて脱走したり迷子になったりした未手術の犬や猫が、災害発生から数ヶ月後に現地で繁殖する事は珍しくありません。もしもの時に備えて手術をするかどうかは、手術の影響等も調べた上でご検討ください。 - 犬を迎えるには何が必要ですか。
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こちらのページの、「迎える前に準備する物」をご覧ください。
- 猫の脱走防止策とは具体的にどんな事ですか。
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猫は、鎖骨が退化し非常に小さい等の理由から体を柔軟に動かす事が可能で、顔が入る大きさの隙間であれば通り抜ける事ができます。また、高くて約180cmまでジャンプする事ができるため、柵なども容易に越えることができます。脱走防止策は、これらの特性を把握した上で猫が外に出ないよう工夫します。
<脱走防止策(一例)>
・窓やドアなど、基本4cm以上の隙間を作らない
・玄関/勝手口の前は格子等の二重ドアかゲートを設置する(二重ドアは既製品やオーダーメイドもオプション多数)
・窓を開ける際はワイヤーネット等をかませて防犯ロック等で固定するか、数センチで固定す
る(網戸は、猫が開けたり突き破ることも)
・ケージにロックをかける
・ドアを開ける子なら、ドアノブを外して調整し上に持ち上げて開ける仕様にしたり、ロックを付ける(ベビー用のドアロックでもOK)
・ベランダに脱走防止ネットを張る(落下事故も防げます) - 暑い日の犬の散歩で肉球を火傷するって本当ですか。
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気温が32℃の時、アルファルトの表面温度は67℃になることも。※1気温が25℃を超える日の犬の散歩は、手の甲を道路に7秒間あてて事前に確認しましょう。熱くなければ、肉球にとっても安全です。
※1:日当たりや風の有無によっても異なります - ペットが亡くなったらどうすればいいですか。
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犬や猫が亡くなった場合、一般的に土葬と火葬の選択肢があります。詳しくは、こちらの「ペットが亡くなったら」をご覧ください。
- 譲渡会とはなんですか。
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譲渡会(じょうとかい)とは、保護された動物と里親(新たな飼い主)を繋ぐ場のことです。各地域の自治体や民間団体等が開催し、その規模や譲渡条件、譲渡までのプロセスや、譲渡にかかる費用は様々です。詳しくは、こちらをご覧ください。
- 譲渡会に行けば、その日に犬/猫を連れて帰れますか。
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譲渡会の流れは自治体や主催団体により異なりますが、通常は別日に改めて迎えに行かれるか、保護団体/保護主がご自宅までお届けします。譲渡会の流れについては、こちらの「里親になるまでの流れ」をご覧ください。
- 譲渡会にいる猫は、なぜみんな固まって動かないのですか。
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猫は環境の変化に敏感で、譲渡会場では多くの猫が緊張しているため固まって動きません。また、譲渡会場へ出発してから帰宅までの3-4時間、猫は狭いケージの中で、水やトイレがない状態で過ごします。いつもと違った状況に困惑し、怖がっているように見えますが、普段お世話されている環境では本来の性格がわかるため、個々の普段の様子については保護団体/保護主にご確認ください。
- 譲渡費用の相場を教えてください。
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保護動物の里親になる際にかかる費用は、地域や自治体、団体によっても異なります。自治体の場合は無料〜数千円の実費(医療費等)が多く、民間団体の場合は1〜5万円程度です。しかし、実際の金額は個体により異なるため、詳しくはお住いの地域の自治体や団体にお問い合わせください。
- なぜ保護動物の里親になる際に、費用がかかるのですか。
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保護動物は、保護から譲渡できる状態になるまでの間に、数万円以上の医療費や生活費がかかります。初期医療にはウイルスチェックやワクチン接種、駆虫、不妊去勢手術、そしてお世話にはフードやトイレ等の消耗品、犬種によってはトリミング等が含まれ、保護団体/保護主の多くは、お世話にかかる時間やフード等消耗品の購入、ガソリン代等の経費までを寄付 +自費または100%自費で負担しています。
保護動物の譲渡費用/手数料は、その動物が保護されてからかかった費用の一部を補うために使われます。また、団体によっては希望する動物にかかった医療費の全額負担が必要な場合もあります。 - 住まいの地域で譲渡会があるか、どうすればわかりますか。
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お住いの地域の譲渡会をお探しの方は、「○市 犬(または希望の動物) 譲渡会」などのキーワードで検索してください。
- 一度里親に申し込んでもご縁がなかった場合、里親になれないのでしょうか。
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里親になるための条件は、保護している自治体や団体が定める条件や、そこで里親募集されている動物の性格、健康状態等により異なります。一度申し込んでご縁がなかった場合は、その理由を問い合わせ、必要に応じて改善したり、別の団体や機関で申し込むのも一つです。
- なぜ里親希望者は、事前に色々な情報を聞かれるのですか。
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保護動物を譲渡する際、団体や保護主は、その動物に合った家庭環境か等を判断する必要があります。実際に迎えてから「やっぱり飼えない」という状況を防ぐため、事前に家庭内の環境等を確認します。
- 猫を迎えるには何が必要ですか。
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こちらのページの、「迎える前に準備する物」をご覧ください。