よくあるご質問
犬や猫のこと
- 飼っている犬/猫が脱走した。
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飼われている犬や猫が脱走した場合は、こちらをご確認ください。
- 保護した犬や猫が、攻撃的で全然人慣れしない。
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犬や猫が保護されてから人慣れするまでの期間には個体差があり、中には数ヶ月〜数年かかるケースもあります。保護される前に人に虐待を受けた場合は、スリッパなどの特定の物に対して恐怖心を抱くこともあります。
人慣れは、日々世話をする人がその子にかけられる時間と労力により改善の度合いも変わりますが、まずは新しい生活環境や住民に慣れるまで、その子が安心して過ごせる静かな場所(個体の大きさに合った隠れ家、心地よい寝床など)を作りましょう。可能であれば、トイレや寝床、水場などは数カ所の選択肢を与え、よりその子らしく過ごす空間を作ります。直接触ったりしなくても、同じ空間で過ごす時間を増やし、席を立ち戻る度におやつをあげるなどして、「この人が来ると良いことが起こる」と印象付けましょう。犬も猫もいきなり触ったりせず、匂いを嗅ぎに来るなど動物から近寄って来るタイミングを待ちます。おもちゃなどで遊ぶのも効果的でしょう。これらは、動物それぞれに合ったペースで進めましょう。
- 猫が危ない場所に登り、降りられなくなっています。
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住宅街の屋根の上などにいる場合、どこかから自力で降りられるケースも多々ありますが、商店街のアーケードや公共の高い場所に登った場合、まずは近隣に飼い主がいるかどうかや、過去に同じ場所に登ったことがあるか等の聞き込みをしましょう。飼い主がいる場合は、その飼い主が直接猫にアプローチすることが一番です。消防に連絡した場合、消防車で救出にあたるかどうかは地域の消防署や状況にもよりますが、消防車に乗った消防隊員による救出は、猫を余計に怖がらせる可能性があります。
ビルの屋根の上など、捕獲器が置ける場所には設置するのも一つです。ただし、所有地の場合は建物の責任者に確認し、許可を得ましょう。このような現場を目撃されても、ご自身の力で必ず解決できるとは限りません。危険のないよう、可能な範囲で救出方法を考えましょう。 - 暑い日も繋がれっぱなしで、ネグレクトを受けている犬がいます。
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飼い犬の所有権は飼い主にあり、日本の警察や自治体には、飼い主の許可なしに強制的に保護したり所有権を剥奪したりする権限がありません。そのため、目的が「その犬をその場から救うこと」であれば、時間をかけて飼い主を説得したり、地道に通って犬や飼い主と仲良くなり、物資を差し入れたり散歩等のお世話を手伝う事で、結果的に“譲ってもらった”、という事例があります。
一方で、目的が「飼い主が適正飼養する事」であれば、管轄の自治体に通報する選択肢があります。地域により現場確認をする自治体とそうでない場合があり、現場確認では大抵の場合、飼い主に適正飼養するよう口頭注意をして終わります。このような場合、保健所から指摘されると、飼い主の多くは「ちゃんと飼っている」と主張する傾向にあります。その犬がいる地域に犬の保護団体があれば、相談する事も一つでしょう。